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1株当たりの純資産価額Dの判定


目次

1.1株当たりの純資産価額Dの判定

Dは、評価会社の直前期末における資本金等の額と法人税法上の利益積立に相当する金額(法人税申告書別表五(一)「利益積立金類及び資本金等の額の計算に関する明細書」の差引翌期首現在利益積立金額の差引合計額)の合計額を、直前期末における発行済株式数で除して計算した金額です(円未満の端数は切り捨てます。)。

なお、発行済株式数は直前期末における資本金等の額を50円で除して計算した額となります。

また、利益積立金額に相当する金額が負数である場合には、その負数に相当する金額を資本金等の額から控除するものとし、その控除後の金額が負数である場合には、その控除後の金額は 0となります。

この場合、 1株(50円)当たりの純資産価額Dは 0 になります。

算式で示しますと次のとおりです。

算式
(資本金等の額+法人税法上の利益積立金額)÷1株あたりの資本金の額を50円とした場合の発行済株式数(自己株式控除後)



2.注意点

  • 法人税法上の利益積立金額とは別表5(1)翌期首現在利益積立金額の差引合計額(別表5
    (1)の右下)です。

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