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電話加入権の評価方法
目次
1.電話加入権の評価方法
電話加入権とは、電話加入者が日本電信電話株式会社との間で締結した電話加入契約に基づいて、加入電話により、同社から電気通信役務の提供を受ける権利をいいます。
電話加入権は、取引相場のある電話加入権については、課税時期における通常の取引価額により評価し、取引相場のない電話加入権については、電話取扱局ごとに国税局長が定める標準価額により評価します。
参考
電話加入権は以下の要件を満たすものをいいます。
①加入電話加入者が有する権利であること
②加入電話加入契約に基づく権利であること
③加入電話により公衆電気通信役務の提供を受ける権利であること
④その換価性に着目して財産権として普遍化している権利であること
2.特殊な電話加入権の評価
特殊な番号(1番から10番まで100番のような呼称しやすい番号又は42番、4989番のような誰もがいやがる番号をいいます。)その他上記の方法により評価することが不適当と認められる電話加入権の価額については、上記の方法により評価した価額を基とし、売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して、適宜増減した価額によって評価します。