トップ > 相続の教科書 > 財産の評価 > 広大地から除外されるもの~大規模店舗、ファミリーレストラン
広大地から除外されるもの~大規模店舗、ファミリーレストラン
目次
1.広大地から除外されるもの~大規模店舗、ファミリーレストラン
広大地の判定では、大きい宅地だからといって全てが広大地に該当するわけではありません。
大規模店舗、ファミリーレストラン等は、比較的規模の大きい土地の有効利用の一形態です。大規模店舗等の敷地がその地域において有効利用されているといえるかどうか、それらの敷地がその地域の土地の標準的使用といえるかどうかで広大地に該当するか否かを判定します。
具体的には「郊外路線商業地域」(都市の郊外の幹線道路(国道、名防首府県道等)沿いにおいて、店舗、営業所等が連たんしているような地域)に存する大規模店舗等の敷地が該当します。
一方、例えば、戸建住宅が連たんする住宅街に存する大規模店舗やファミリーレストラン、ゴルフ練習場等は、その地域の標準的使用とはいえないことから、現に宅地として有効利用されている建築物等の敷地には該当しませんので、広大地に該当することがあります。