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奥行が長大な宅地の評価

1.奥行が長大な宅地の評価

路線価は、間口と奥行との関係が均衡のとれた画地における価格として付けられており、奥行価格補正率も間口と奥行とが均衡のとれた画地を前提として定められています。

奥行が長大で、奥行と間口との均衡がとれていない画地は、宅地としての利用効率が低下しますので、奥行と間口との均衡がとれていない画地を評価する場合には、奥行価格補正率を乗じた後の価額に、更に奥行長大補正率を乗じて評価を下げることになります。

奥行長大補正率は、間口に対する奥行の割合が大きくなるにつれて(奥行が長大になるにつれて)、価格の低下する割合を計数化したものです。

奥行長大補正率は、画地の地積が大きい場合には修正したものを適用しますが、これは、たとえ、奥行と間口との関係が不均衡であるとしても、地積が大きい場合には、それほど、宅地としての利用効率は低下しないことになるからです。

なお、奥行が長大であることによる補正は、不整形地や無道路地には行わないことになっていますので、ご注意ください。

奥行価格補正率はこちらをご覧ください。

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