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一般動産の評価

目次

1.一般動産の評価単位

一般動産とは、事業を営む者が所有し事業の用に使用する機械及び装置、器具、工具、備品、車両運搬具や一般家庭用の家具、什器、衣服、非事業用の車両運搬具等のことをいいます。。

一般動産の評価は、 1個又は 1組ごとに評価することとされていますが、家庭用動産、農耕用動産、旅館用動産等にあっては、その種類、数量も多く1個又は1組ごとに評価することは煩雑なので、1個又は 1組の価額が5万円以下のものに限り、それぞれ、一括して、一世帯、一農家、一旅館等ごとに評価することもできます。



2.一般動産の評価方法

一般動産の価額は、売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価します。

なぜなら、中古車等のように、その取引市場が充実していること、インターネット等により納税者等において取引価額等を容易に把握することができるからです。

また、売買実例価額、精通者意見価格等が明らかでない場合には、同種及び同規格の新品の課税時期における小売価額から、その動産の製造の時から課税時期までの期間の償却費の額の合計額又は減価の額を控除した金額によって評価することになります。償却方法は定率法によりますのでご注意ください。

なお、中古車等の一般動産の価額は、納税者等における把握が比較的容易である業者等への売却価額に相当する金額(売り急ぎ等の特殊な事情がある場合を除きます。)により評価することが一般的です。業者に見積もり依頼をした売却価額ということです。。

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