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広大地から除外されるもの~市街地農地等への適用

目次

1.広大地から除外されるもの~市街地農地等への適用

広大な市街地農地等を戸建住宅分譲用地として活用する場合には、宅地と同様、道路、公園等の潰れ地が生じますので、評価の明確化の観点から、市街地農地、市街地周辺農地、市街地山林及び市街地原野についても、広大地の定義に該当すれば、広大地補正を適用することができます。


2.宅地造成費は控除しない

市街地農地等を広大地として評価する場合には、広大地補正率の中に宅地造成費等を考慮してあることから、評価基本通達上の造成費相当額については控除しないで評価します。

したがって、広大な市街地農地等、市街地山林及び市街地原野の価額は、広大な宅地と同様に、次の算式により評価した金額となります。

また、評価対象地が市街地周辺農地である場合には、下記算式によって評価した価額の100分の80に相当する金額で評価します。

広大な市街地農地等の価額=正面路線価×広大地補正率×地積
(造成費は控除しません)



3.宅地比準方式によって評価した金額を上回る場合

広大地の定義に該当する市街地農地等について、正面路線価、広大地補正率及び地積を用いて評価した金額が、その市街地農地等につき宅地比準方式によって評価した金額を上回る場合は、その市街地農地等は宅地比準方式によって評価しますので、ご注意ください。

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