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仏式の葬儀・告別式


【目次】

1.仏式の葬儀・告別式

葬儀とは遺族、近親者が故人をあの世へ送り、成仏させる儀式のことです。

告別式は故人と親交のあった人たちが最後の別れを告げるためのものです。

仏式では、正式には葬儀後、いったん僧侶は退席し、あらためて入場して告別式を行うこととなりますが、最近では葬儀に引き続いて告別式を行うことが多く、また、この2つの儀式をまとめて営むことも少なくありません。

葬儀の席次は基本的には通夜と同じで、祭壇に向かって右側に、喪主、遺族、近親者が着きます。

葬儀委員長、弔辞朗読者は左側前列に並び、一般会葬者は後方に着くこととなります。

2.葬儀の進行

2-1.僧侶入道・焼香

一般会葬者の焼香に返礼を行うため葬儀後は左右の席は中央をあけて、向かい合うように座り直します。

僧侶が再び入堂したら、参列者は頭を下げて迎え、司会者は開式を告げます。

読経の開始により、一般会葬者の焼香が始まります。

喪主・遺族は黙礼で応じます。

2-2.僧侶退堂・閉式

会葬者の焼香が終わって僧侶が退堂したら、喪主や遺族代表が簡単に会葬のお礼を述べることがあります。

そのあと司会者が「これをもちまして故○○○○殿の告別式を終了いたします」と閉式を告げ、告別式は終了します。

一般会葬者に対しては「出棺の用意ができますまで、控室でお待ちください」と案内します。

葬儀・告別式の進行例

■葬儀
①参列者の着席
②僧侶の入堂
③開式の辞
④読経・引導
⑤弔辞の拝受・弔電紹介
⑥遺族・参列者の焼香
⑦僧侶の退堂
⑧閉式の辞

■告別式
①僧侶の入堂
②開式の辞
③一般会葬者の焼香
④僧侶退堂
⑤喪主のあいさつ
⑥閉式の辞

告別式後は遺族、近親者による故人との最後の対面が行われることとなります。

祭壇に供えられた花を棺に入れ、遺体の周りを飾ったあと、蓋がされます。

このとき、故人の愛用品を棺に入れることがよくあります。

棺は遺族、近親者、親しい友人など、男性6人ほどにより霊枢車まで運び出します。

喪主は位牌を持って先頭に立ち、遺族が遺影を持って続き、棺を先導します。

棺を霊枢車におさめたら、喪主または親族代表が会葬者にお礼のあいさつをします。

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