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共有財産の評価
目次
1.共有財産の評価
共有財産の持分の価額は、その財産の価額をその共有者の持分に応じてあん分した価額によって評価します。
例えば、評価しようとする宅地が共有である場合には、まず、その共有地全体の価額を評価し、その価額を各人の共有持分の割合であん分し、各人ごとの持分の価額を計算することとなります。
計算式
共有財産の相続税評価額× 各人の持分割合/全体の持分割合合計 =各人の財産の価額
2.具体例
例えば1画地3,000万円の宅地を長男が70%、次男が30%の割合で共有している場合におけるそれぞれの持分を、上記の定めによって評価すれば、 長男の持分は2,100万円、 次男の持分は900万円となります。