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仏壇と位牌について
【目次】
1.仏壇の選び方
仏壇がない場合は四十九日の忌明けの法要までに用意する必要があります。
仏壇には中央に安置する本尊のほか、仏具、位牌、過去帳(先祖の仏名、死亡年月日、俗名などが書いてあるもの)を置きます。
本尊や仏具の飾り方は宗派によって違うので、選ぶときは菩提寺に相談するか、信頼できる仏具店によく相談するようにしてください。
なお、「香炉、花立て、燭台」の3種類の仏具は三具足といって、宗派に関係なく必要なものです。
新しく購入した仏壇は菩提寺に頼んで、仏壇に祀る新しい本尊や位牌に対して開眼供養を営まなければなりません。
これは「魂入れ」とか「入仏式」と呼ばれる儀式で、本尊や位牌が「尊像」に生まれ変わることが目的です。
仏壇に対しては本尊を安置する清浄な場所になるようにと、お清めの儀式をします。
購入した仏壇は四十九日の忌明け後から使用します。
2.本位牌の用意
通夜のときに用意した白木の位牌は四十九日の法要の際に寺におさめます。
仏壇には新たに仏具店で購入した塗りの本位牌を安置します。
本位牌には表に戒名と没年月日、裏に俗名と享年(死亡したときの年齢)を彫り入れてもらいます。
本位牌は寺で入魂供養をしてもらい、忌明け後に仏壇におさめます。
3.仏壇の安置場所
仏壇は仏間があればそこに置きますが、ない場合は家族が集まってなごやかに過ごせる部屋、落ち着いて礼拝できる場所などに置きます。
置く場所についてはさまざまな説があるようですが、南・東・西向きがよいとされています。
直射日光の当たる場所、湿気のある場所は避けましょう。
座って礼拝するときはご本尊が目の高さよりやや上になるように、立って礼拝する場合には胸の高さより上になるように置きます。
神棚があるときは、仏壇と向琴かい合わないように注意します。
4.仏壇の拝み方
仏壇に供物・供花を飾り、毎とうみよう日朝晩に灯明をともし、線香をあげたあと、読経するのが基本です。
場合によっては読経を省いてもかまいません。
仏壇の扉は夜寝る前に閉め、朝の礼拝のときに開けます。朝は炊きたてのご飯を仏飯として供え、お茶または水も添えます。どちらも夕方までには下げます。
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