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Amazon(アマゾン)ビジネスで物流代行会社を活用する方法

Amazon(アマゾン)ビジネスで物流代行会社を活用する方法について解説いたします。

目次

1.Amazon(アマゾン)ビジネスで物流代行会社を活用する方法

AmazonのFBAは利用料も安く大変便利ですが、実は「融通が利かない」「マルチチャネル発送が遅い」「大型商品には不向き」といった欠点もあります。

また、マルチチャネルサービスも便利ではありますが、あくまでもAmazonで販売するために納品することが主要な目的なので、FBAを物流倉庫として活用することはできません。そこで、これらを一手に対応してくれる物流代行会社というものがあります。



2.物流代行会社(サード・パーティー・ロジステイクス)とは

ビジネスが加速してきたら、FBAも活用しつつ、物流代行会社に倉庫作業を依頼することを検討していきます。

企業の物流機能を外部の物流代行会社に委託することを、3PL(サードパーティー・ロジステイクス)といいます。たとえば「イー・ロジット」は、「戦略物流」を掲げる物流代行会社です。

物流代行外注化の基本機能は、次のようなものがあります。

・在庫商品の保管
・梱包
・発送作業
・在庫管理(棚卸)作業
・出荷量急増時の対応
・運送料金(送料)の大口割引

商品検品やリパッケージなどのサービスも、オプションで対応可能です。もちろん固定費や保管料、梱包費用はかかりますが、FBA同様に配送料は個人で契約するよりも安くなりますので、大きなメリットがあるといえます。さらに会社によっては受注作業やコールセンター業務まで委託できるところもあり、ここまでできるとFBAを越えた完全なるフルフィルメントとなります。


3.費用の内訳

一般的な物流 倉庫の費用内訳は以下のとおりです。


3-1.倉庫保管料

使用する「坪」や「平米」に応じてかかることが多いです。物流倉庫や出荷量によって変わりますが、2,000~5,000円/坪が相場のようです。単純に商品を保管するスペースだけではなく、作業スペースまで含まれる場合があります。



3-2.システム管理費

物流会社が用意している専用の管理システムを利用する費用です。小規模の物流倉庫の中にはエクセルなどでやりとりする場合もあり、その場合費用はかかりません。相場は0~20,000円程度です。



3-3.出荷ごとの変動費

「入荷検品」「ピッキング」「バーコードシール貼り」など、1個あたり150~350円程度かかります。さらにオプションがあればプラスで加算されていきます。

一見、倉庫保管費が安く、システム管理費が不要な物流倉庫のほうがよい気もします。しかし、システムの導入がない場合、結果的に管理体制が甘いことが多く、数が合わないなどのトラブルが起こりえます。

将来的に商品の種類が増えたり、販売チャネルを拡大して発送量が増えていくことを考えると、きちんとしたシステムを持っている大きな会社のほうが安心・安全といえます。

今は、小規模なネットショップなどにも対応できる物流倉庫が増えています。価格設定やサービス内容などを確認して、見積もりを出してもらい、比較検討しましょう。そして倉庫には一度見学に行くことをおすすめしています。物流倉庫の見学は、結果的に外注を行わなかった場合にも大変勉強になります。


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