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Amazon(アマゾン)ビジネスでOEM生産を行いメーカーになる方法
Amazon(Amazon(アマゾン)ビジネスでOEM生産を行いメーカーになる方法について解説いたします。
目次
1.Amazon(アマゾン)ビジネスでOEM生産を行いメーカーになる方法
Amazonビジネスにおいて自分がブランド化した商品が安定して売れてきたら、本格的にOEMへと進化させることをおすすめしています。
OEMを行えば、今後はメーカーとして卸販売なども視野に入れていくことができます。
2.本格的なオリジナル商品にする
本格的なオリジナル商品にするために、専用パッケージを作りましょう。その場合クラウドソーシングでデザインを募集するのがベストです。日本人はパッケージに付加価値を感じるので、センスのよいパッケージをデザインしましょう。説明書やJANデータも一緒に送ります。データはイラストレーターファイル(ai)で送ることが一般的です。
3.実用新案や意匠・商標権(知的財産権)を確認する
仕入れる商品が、商標権や意匠権などの知的財産権の侵害になっていないかどうかを確認しましょう。特許情報プラットフォームでメーカー名、商品名などを入れて検索します。日本語表記だけでなく、英語表記や類似商品などもチェックしておきましょう。
とくに意匠権については判断基準が難しいため、より突っ込んで調査を行う場合には「弁理士」に依頼をしましょう。
4.商標権を取得する
商標とは、ネーミングやロゴマーク(文字、図形、文字や図形・記号などの組み合わせ)について独占的な使用ができるように、特許庁に対して出願をして審査をしてもらい、登録を受ける制度です。
絶対に必要というわけではありませんが、Amazon販売で相乗り出品をされたくない場合に、ブランド名などで商標登録をすることをおすすめしています。
Amazon販売でオリジナル商品の独占的な販売を行うための商標登録には、2つの種類があります。
商品商標:取り扱い商品ごとに、それぞれの商品区分で商標登録を行う
小売役務商標:第35類「小売サービス」という1つの区分で商標登録を行う
原則「商品商標」のそれぞれの商品区分で商標登録をしなければ、保護を受け ることはできないのですが、現在のAmazonでは「小売役務商標」でも認めるケースが多いようです。ただし暫定処置のようですので、詳しくはAmazonまで問い合わせを行ってください。
商標権の審査期間は、4~6ケ月程度です(特別な事情がある場合は「早期審査制度」で1~2ヶ月程度)。費用は出願や印紙代、手数料などを含めて約10万円ほどかかります。出願は自分でもできますが、時間と手間がかかりますので弁理士または特許事務所に出願手続きの代行を依頼します。
5.船便を利用する
仕入れ量がダンボール数箱程度であればEMSやDHLなどの航空便で配送してもらえばよいのですが、メーカーとなり、卸販売などである程度量が増えてきたら、船輸送を検討します。
また、液体物・リチウムイオン電池などは航空便で取扱できないので、その場合も船便での輸送となります。これらも基本的には代行業者や通関業者(乙仲)に手続きをお任せすれば、手間や労力をかけずに済むでしょう。
5-1.船輸送の種類
船輸送には大きく「混載便(LCL)」と「コンテナ便(FCL)」という2つの種類があります。また、船輸送の荷物の大きさは、CBM(容積)という単位で表します。
1CBMは、横1m×縦1m×高さ1mの正六面体に該当する容積を示します。目安として「140サイズのダンボール7箱分」です。なお、欧米メーカーの商品でも、工場は中国(上海や深センなど)というケースが多いです。
5-2.混載便とコンテナ便の積載量
・混載便(LCL):
1CBM~20CBMくらいまで
・コンテナ便(FCL)
20フィート:~30CBMくらいまで
40フィート:~70CBMくらいまで
5-3.混載便の価格の目安(Door to Door)
・1CBM:2,500元(約50,000円)程度
・5CBM:6,500元(約130,000円)程度
※中国工場から輸送する場合。1元=20円で計算。消費税・関税は別途かかります。
5-4.納期の目安
・欧米:1ヶ月半~2ヶ月・中国:2~3週間程度
5-5.船輸送に必要な書類
・インボイス(Invoice:貨物の明細書・送り状)
・パッキングリスト(P/L:梱包明細書)
・船荷証券( B / L )
・保険証券(InsurancePolicy)
貨物が最寄りの港に着くと、貨物到着案内(ArrivaI Notice)がFAXで届きます。この先は通関業者(乙仲)が代行してくれますが、大まかにいうと、貨物の通関関税、消費税の立替、貨物の引き取り、納品(宅急便・チャーター)という流れになります。
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Tag: Amazon(アマゾン)輸入ビジネス