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貿易の3つの流れ-モノ、金、書類の流れについて

貿易の3つの流れについて解説いたします。

目次

1.貿易の3つの流れ

売り手(輸出者)から買い手(輸入者)へ、国境を越えて商品が送られることを「モノの流れ」といいます。

モノは売り手が用意し、契約によってどちらかが保険をかけたうえで輸送されます。
輸送は商品の種類によって、海上輸送、航空輸送、陸上輸送を使い分けます。モノが輸出国と輸入国の国境を越える時にそれぞれ輸出入の通関が行われ、買い手のもとへ運ばれます。3つの流れはおたがいに関連していて、最も基本になるのがモノ(商品)の流れです。


2.お金の流れ

モノの受け渡しに伴い、買い手から売り手にカネ(商品代金)が支払われることを「カネの流れ」といいます。

たくさんの現金を持ち歩くのは危険なので、貿易取引では銀行をとおして代金のやりとりを行うことが一般的です。このように、外国にいる相手と現金を輸送する以外の方法でやりとりするしくみを「外国為替」といいます。

買い手が輸入国の銀行に代金を支払い、売り手は輸出国の銀行から代金を受け取り、両方の銀行間で決済されます。

「為替」とは現金以外で決済(支払いと受け取り)をするしくみのことをいいます。取引相手が外国にいる場合は「外国為替」になり、円とドルのように異なる通貨の間で決済を行います。


3.書類の流れ

モノとカネの流れには、必ず書類(手続き書類、船積み書類)がついてきます。貿易手続きのほとんどが書面で行われるからです。

商品の紹介から受け渡しまでの間、目的に応じてさまざまな書類が作られ、基本的には売り手から買い手に流れます。とにかくたくさんの書類があります。貿易に関するほとんどの書類は英語で書かれていて、専門用語もよく使われます。でもだいたい書式が決まっているので、用語を覚えれば理解できます。




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