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貿易取引に欠かせない貿易書類について解説

貿易取引に欠かせない貿易書類について解説いたします。

目次



1.貿易取引に欠かせない貿易書類

世界を相手にする貿易取引では、書類のやりとりが欠かせません。トラブルを防いで取引をスムーズに行うために、貿易取引の流れのほとんどの段階で書類が必要です。

書類なしでは、貿易取引は進みません。貿易で使われるおもな書類がどのようなものがあるか解説いたします。


2.主な貿易書類

貿易書類は取引の各段階で作られます。

2-1.交渉~契約で使われる書類

・引き合い書:取引を希望し買い手が売り手へ送る書類です。
・オファー:引き合い書に応え、売り手が買い手に送る取引申込書(見積り書)です。
・契約書:契約が成立した時に取り交わす確認書類です。

2-2.輸送で使われる書類

a.船積み書類:船積みする時に必要な書類のセットです。船積み書類とは船積みに必要な書類をまとめた呼び名です。他にも必要に応じて「原産地証明書」や「検査証明書」などが加えられます。
・インボイス
・パッキングリスト
・船荷証券
・保険証券など

貿易取引ではモノ(商品)とカネ(代金)を直接交換することはできませんので、モノを船積書類というカミに代えて、カミを流通売買することで代金を決済します。

輸入者は船積書類と引換えに代金決済を行いますので、運送人からの商品引取りや輸入通関手続きに必要とする書類をはじめ、輸出者の契約履行を確認するために必要な証明書や輸入者が手配する貨物保険料率に影響を及ぼす事項の確認書(例:齢証明書や船級証明書)などを船積書類の一部に含むよう、契約時点および必要に応じて輸出者に要求しておくことが重要となります。

b.エアウェイビル:航空輸送に必要な書類です。

2-3.通関で使われる書類

a・輸出申告書:輸出を申告するために税関に提出する書類です。
b・輸入(納税)申告書:輸入や納税(関税など)を税関に申告する書類です。

2-4.決済で使われる書類

a.信用状:銀行が代金の支払いを約束(保証)する保証書です。
b.荷為替手形:荷為替手形決済で使われる書類のセットです。
・為替手形
・船積み書類




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