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決算処理の体系と処理の流れ


1.決算の目的

決算日を迎え、法人の事業年度が終了すると、その期間の経営成績や期末の財政状態を把握し、株主や銀行等の債権者にその内容を報告するため帳簿を締める手続きとして「決算」を行います。


2.12 か月分の試算表の集約

取引の積み重ねとしての決算期末日の正確な試算表を作成する必要があります。


3.各科目の残高を確認

現金、預金、売掛金、買掛金等の各勘定科目の残高を確認します。

特に現金については実際有高と帳簿残高、預金については預金残高証明書と帳簿残高、売掛金・買掛金については、請求書や領収書と帳簿残高との突合を行い、残高の一致を確認します。


4.期間損益の整理

在庫商品については実地棚卸残高と有高帳との突合を行い、収入項目や原価
項目についても売掛台帳や仕入帳と突合させます。


5.決算取引の処理

期末棚卸及び減価償却費の計上仕訳、各種引当金の計上、未収金・前受金等
の経過勘定科目を整理します。


6.決算書類の作成

貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表、勘定科目内
訳明細書、税務申告書、事業概況書などを作成します。

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Tag: 試算表作成におけるポイント

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