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貿易取引相手の探し方

貿易取引相手の探し方について解説いたします。

目次

1.貿易取引相手の探し方

貿易取引相手の探し方ですが、国際見本市やインターネット、コネクションなど、貿易相手の探し方はさまざまなので、ケースバイケースで使い分けることをおすすめいたします。


2.国際見本市や展示会で探す

国内外で商品の国際見本市や展示会が盛んに開かれています。こうしたイベントを利用する最大のメリットは、相手の顔を見ながら商談できることです。信頼できる相手かどうか、ある程度判断できます。輸入だと見学、輸出だと出品することになります。特に輸入先を見つけるには、商品をチェックできる見本市に行くのがおすすめです。輸出の場合も海外の見本市に出品すれば効果的です。

輸出の場合、取引国を決める必要もあります。

販売戦略が決まってしまえば、候補となった国の中から、その戦略に見合う国がだいたい決まってきます。

それをふまえて、輸出想定国の経済事情や法制度はもちろん、市場規模や商慣習、競合する製品の有無などを調べていきます。輸出は、相手からの代金回収があって初めて成り立つものです。
もし相手国の経済状態や政治状況が安定していないようなら、国を替えて計画を練り直すことも必要です。

たとえ、売り込みの必要のない状況、つまり、こちらが何もしない状況で海外の業者から打診があった場合でも、このあたりのことはきちんと調べる必要があります。



3.インターネットで調査

インターネットで調べる時は、信頼できる機関のサイトで探すようにしましょう。ジェトロや全国の商工会議所のホームページなどをチェックしていくと、役立つ情報がいろいろあります。検索サイトで商品の情報や取り扱い業者を調べることもできます。最近は、貿易取引の相手を紹介してくれるマッチングサイトも増えています。特にジェトロのホームページは充実しており貿易取引のデータベース「TTPP」や海外のビジネス情報を見られる「ビジネスライブラリー」などがあります。
https://www.jetro.go.jp/ttppoas/indexj.html


4.紹介で探す

海外の企業とつながりの深い同業者や銀行、知人などに紹介してもらうのも有効な方法です。特にアジアなどのコネクションを重視する国が相手だと役に立つ探し方です。


5.大使館などを利用する

大使館の商務部や商工会議所、公的商業機関などを海外ビジネスの窓口として利用することができます。公的商業機関には、アメリカとの貿易なら「アメリカ州政府協会(ASOA)」、東南アジ
ア諸国なら「日本アセアンセンター」などがあります。
https://www.asoajapan.org/jpn/
https://www.asean.or.jp/ja/



6.業界誌や専門誌を利用する

業界誌や専門誌は取引相手の情報を得られ、商品トレンドや価格動向もわかります。輸出なら海外の業界誌などに広告を出すのも効果的です。


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