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税務調査ではすべてを見せないといけないのか


【目次】

1. 税務調査ではすべてを見せないといけないのか

税務調査では、事前に準備していた帳簿類以外も見せてほしいと調査官が言ってくることが通常です。このような場合の対応方法について解説いたします。

税務調査において事前に準備する帳簿類としては、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳、手形帳、請求書、領収書、契約書、給与台帳、年末調整書類、決算書などがあります。

これらの帳簿類は税務調査が始まる段階であらかじめ用意していたとしても、「タイムカードを見せろ」「取引先との契約書を見せろ」「金庫の中を見せろ」「個人の通帳を見せろ」とエスカレートしてくることがあります。

言われたものすべて見せなければいけないのでしょうか?

プライバシーの問題も、ビジネス上のシークレットの問題を含んでいるものを、軽々しく調査官に見せて良いわけがありません。

所得税法でも法人税法でも「所得税(法人税)に関する調査について必要があるとき」にのみ、調査官は「質問検査権」を行使することができるのです。

質問検査権の行使は、納税者の承諾と協力を得ながら行わなければならないもので、無制限の権限ではありません。

もし調査官がロッカーを見せてほしいといっても絶対に見せてはいけません。何も怪しいものが入っていなくてもです。納税者の権利意識を強くもっているということをここで主張できるわけです。

もしロッカーの中身を見たいのであれば、ロッカーから取り出して見せるようにし、ロッカー全体を見せるというようなことは絶対にやめましょう。

また、机の引き出しを開けてほしいというようなことも言ってきますが、調査に必要がないと絶対に断るようにしてください。机の中に入っている現金出納帳が見たいとか、領収書が見たいとかであれば、それらを机から出して見せるようにしましょう。

調査に必要がないものは見せる義務はありません。やましいことがないなら見せてもいいでしょう?というようなことを言ってきますが、調査が長引いたとしても見せる必要はないのです。

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