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税額控除とは 会社が払う税金


【目次】

1.税額控除により税金を少なくできる

税額控除とは、課税所得に税率を掛けて算出した税額から、一定額を控除するというものです。

税額控除は、求められた税額からそのまま差し引くことができるため、納付する税金を少なくすることができます。

税額控除には、大きく3種類の性格のものがあります。

1-1.所得税および外国税額の控除

配当や利息を受け取る際に源泉所得税が控除されている分について控除するのが所得税の控除です。配当については、非上場会社からの配当について源泉所得税が20%源泉徴収されています。この源泉徴収された分については法人税の前払いというふうに考えられますので、法人税から控除することができるのです。

また、外国ですでに納めた税金がある場合には、一定額を日本の税金から控除するのが外国税額控除です。外国税額控除も所得税額控除と同様に法人税の前払いと考えられます。

どちらも、すでに支払った税金分を控除するということで、二重課税を排除するための扱いです。

1-2.仮想経理に基づく過大申告の更正に伴う法人税額の控除

本来支払う必要がなかった税金について、すでに支払った分の控除を認めるものです。

1-3.政策的見地からの特別控除

政策的見地から認められるもので、上記とは異なり、純粋に税金を減らしてくれるものです。

政策的見地からの税額控除は、時限立法である租税特別措置法に規定されていて、この特別控除を受けるためには青色申告法人であることや控除できる税額の上限を設けるなどの各ケースに対する要件が定められています。

政策的な見地から設けられている税額控除については、適用できるのに適用しないで申告した場合、あとで気づいても税額控除相当額を返してもらうことができないことがあります。

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