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ネット輸入ビジネスにおけるAmazon(アマゾン)の相乗り出品とは
Amazon(アマゾン)の相乗り出品について解説いたします。
目次
1.Amazon(アマゾン)の相乗り出品とは
Amazon(アマゾン)でネット輸入ビジネスを行う場合、Amazon(アマゾン)の出品方法は原則「1つの商品=1商品ページ」というルールになっています。
そのため、複数の出品者が同じ商品を出品する場合、すべての出品者が同じページに出品することになります。
これを「相乗り出品」と呼びます。
こうしたAmazonの構造は結果的に価格競争を生む傾向が強く、ライバルセラーが値段を下げていくと、こちらも仕方なく安くせざるを得ないというのが現状です。
その結果、利益がほとんど出ない商品もあります。
2.独占的に商品を販売する方法とは
価格競争を未然に防ぐ方法としては、他の出品者が相乗り出品できない状況を作るのです。
自分しか販売できない商品を販売する、つまり「独占販売をする」ということです。一番わかりやすいのは、欧米ブランド商品の日本代理店になって独占販売権を得た商品を販売することです。
もう1つの方法としては、中国でオリジナル商品を企画・製造することです。
今や中国側のインフラも整い、インターネットを活用すれば、アイデア1つで小資金かつ簡単にオリジナル商品を作ることができます。商品を独占して販売することができれば、価格競争に巻き込まれることなく、しっかりと利益を取りながらビジネスを続けていくことができます。
3.OEM生産とは
中国で商品を企画製造するといっても、ゼロから商品を企画・製造するには、多額な資金が必要になり、現実的ではありません。そこで、「OEM生産」という方法を用います。
OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、わかりやすくいえば「商品の一部を変更して、自社のオリジナル商品化を行う方法」です。
たとえば既存の商品にロゴマークを入れたり、カラーやデザインに少し手を加えたりします。しかしOEM生産とはいえ、生産というからにはある程度のロット(注文数)が必要になり、中国のメーカーの場合、1ロット「1K」(1000個)が基準になります。
そこで、こうした本格的なOEM生産に踏み切る前に、自分でできるところから簡易的なOEMを行っていく方法が採用できます。
最初は簡易的OEMによるオリジナル化からスタートして、最終的には完全なるオリジナルにまで発展させていきます。
4.オリジナル化は段階的に
自分ブランド商品の構築は、段階的に進めていきます。たとえば、中国のタオバオから仕入れてきた商品を透明な袋(OPP袋)に入れて、自社の名前が入ったラベルシールを貼る、というだけでも自分ブランドの第一歩です。
次はOPP袋にブランドのロゴマークをプリントすると、このように本格的なオリジナル化へと段階的に近づけていきましょう。
Amazonで新規出品ページを作り、JANコードを付けて独自商品を出品してみることからはじめてみましょう。
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Tag: Amazon(アマゾン)輸入ビジネス