相続税対策をやらないリスクとは

相続税対策をやらないリスクとは
相続税対策をしないで、そのままにしておくことが実は一番のリスクなのです。

目次

1.相続税対策をやらないリスク

固定資産税と所得税を毎年毎年払い続けて、相続を迎えるとまた相続税がかかります。何もしなければ税金を払い続けるだけであり、結果どうなるかというと、土地を切り売りするしかなくなってしまいます。祖先が一生懸命働いて承継させてくれた財産はどのようにすれば守っていけるのでしょうか。

いまの税金の制度から考えると、何もしなかったら財産がなくなるようになっています。しっかりと相続税と向き合い、対策をしっかりと練り、実行しなければいけません。



2.何もやらない人ほど争いが多い

何もやらない人ほど争いが多いという厳然たる事実があります。

財産がみんな更地で、市街化区域の農地で農業をされていた方などは相続争いが多いのです。

なぜなら、相続人は生前に何ももらえていないからです。

相続争いが多いのは、下記のような場合です。

2-1.相続人に関する問題

相続関係が複雑であったり、相続人に女性が多いと相続争いになる可能性が高いです。

2-2.財産に関する問題

分割する対象が不動産しかない場合だとか、しかもその不動産には収益性がない更地しかなく換金性がない、借金がたくさんあるというような場合には相続争いになることが多いです。

2-3.経営に関する問題

相続というのは突然訪れるものです。後継者へ経営の承継をしていなかった場合、継続可能性が低くなってしまい、トラブルとなることがあります。

2-4.感情に関する問題

相続争いのうち半分くらいを占めるのが感情に関する問題です。一生懸命介護したのに法定相続分になってしまったなど非常にトラブルが多くなっています。

2-5.手続に関する問題

遺言の執行の仕方が乱暴であったり、遺産分割協議のときに暴言を吐いてしまったなど相続に関する手続きの際にトラブルになることがあります。



3.相続争いを招く可能性がある相続税対策

相続税対策はやらなければいけません。しかし、何でもかんでもやればいいというわけではもちろんありません。下記のような場合、相続争いを招く可能性があります。

3-1.だまってこっそり養子縁組していた場合

必要なときにはやらなければいけませんが、相続税が下がるからといって何でもかんでもやっていいというわけではありません。

3-2.配慮のない贈与

誰か特定の人だけ甘やかし、贈与を受ければ受けるほど相続のときに要求が多くなるという傾向があります。

3-3.配慮のない遺言

自分たちのことについて何も書いてない遺言というのは大変寂しい思いをします。おまえのためにこの預金は残したので、これしかないが大切に使って欲しいと書いてあったほうが想いが伝わります。

遺留分を満たしていない遺言などはトラブルのもととなります。

3-4.同族株式の移転

生前に嫁にいった長女、次女などに同族株式を贈与しているケースなどは後から困ることが多いです。

3-5.テクニカルすぎる節税策

極端にテクニカルすぎる節税策は争いを招くことがあります。

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