税理士試験発表までの過ごし方

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平成26年度の税理士試験が明日で終了します。受験された方は大変お疲れ様でした。税理士試験受験から発表までは4か月もあり、どのように過ごせばいいか迷うものです。

私の経験から、こうしてきた、こうすればよかったということをまとめてみます。

1.答え合わせをするかどうか
税理士試験が終わってからすることといえば、まず答え合わせでしょうか。私は答え合わせをするほうでしたが、受験仲間には答え合わせを一切しない、という人もおり、その割合は半々くらいだったように記憶しています

来年の受験科目のためには答え合わせをしたほうがいいのでしょうが、必ずしもしなくてもいいのではないかと個人的には考えています。答え合わせをして、4か月ずっと悩み続けるのも考えものですしね。

2.合格しているかどうかボーダーぎりぎりかもしれないと不安の方
答え合わせをしてしまって、ボーダーぎりぎりだという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。というか、ほとんどの方はボーダーぎりぎりだったりするのではないでしょうか。

次の受験科目に進むかどうか大変迷いますよね。そういうときは、是非8月から受験科目の知識の維持・メンテナンスを行いながら、次の受験科目へ進んでください。毎日少しでも理論問題集を眺めているだけでも全く知識の維持度が違います。

ちなみに、わたしは毎年受かる気マンマンだったため、受験した科目の知識のメンテナンスは一切していません!(だから、不合格だった場合、また覚えなおしていたわけですが。。。)

3.次の受験科目への取り組み方
年内の受験学校の進捗度は大変遅いです。出来る限り理論を覚えてしまって、年明けからは覚えた理論を回すだけ、という状態にまでもっていくと非常に楽です。

年内に一日10時間以上勉強する税理士受験生はそれほど多くはいないでしょうから、是非年内に一気にスパートをかけてしまってください。

ただし、あまりやり過ぎると息切れするので、ほどほどに。

4.自分へ努力したことへのプレゼントをする
私は受験後、必ず自分へ努力したことのご褒美としてプレゼントを買っていました。

当時だと、ipodだったり、高級な靴だったり、モンブランのペンだったり。お金を惜しむことなく買ってしまいます。

勉強中は飲みにも行けず、遊びにも行けなかったでしょうから、それくらいのわがままは許されるはずです。(受験中に遊んでいた人、ワールドカップをほとんど見た、というような人は自分へのプレゼントを控えてください。)

5.試験でとんでもないミスをしてしまったが。。。
相続税で言えば、例えば法定相続人をミスするといったとんでもないミスをしてしまうことが本番ではよくあります。

ただ、あきらめないでください。法定相続人をミスっても合格して官報に載った人を私は知っています。合格発表まで粘り強く待ちましょう。(ただ、あまり期待しないように。)

6.税理士試験合格後の自分の将来の道筋を描く
税理士試験受験中は目の前の受験科目を何も考えずにひたすら勉強してください。ただ、時間がある今のうちにどういう税理士になりたいか想像してみてください。

合格後は今の事務所に勤めるのか、補助税理士で登録するのか、一生補助税理士のままでいいのか、リスクはあるが開業税理士としてやってみたいのかなどなど。

私の場合、税理士登録は25歳でしたら、将来へのビジョンをはっきりと描くことができず、開業までに7年ほどかかりました。その間は補助税理士です。今から思うと、やはり独立は早ければ早い方が良いのだなと実感しています。

今の税理士業界のトレンドは何か、どういう法人が売上を伸ばしていて、どういうことをやっているのか、今後の税理士業界はどのようになっていくのか、これらを考えておくいい機会だと思います。

とりあえず、受験生の方お疲れ様でした。気が済むまでお酒を飲んで羽を伸ばしてください!

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