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所得税 個人事業の売上に関する税務調査ポイント


【目次】

(1)売上に関する調査ポイント

税務調査における売上についての主な確認事項は次の通りです。

1売上の計上基準について
2売上の計上漏れについて
3値引・返品・割戻しについて
4売上の計上が当期になされているかどうか

税務調査では、所得を計算するうえでミスや不正の中心となり、最も操作性が高い 売上を最重要項目として位置付けているようです。

特に問題とされるのは、売上と売上原価の計上時期のズレが生じていると考えられ る場合です。

売上と売上原価の計上は、事業者それぞれの基準によるため、まずはその基準に従った処理を継続的になされているかが、調査の対象となります。決算日以降の出荷を検討しているものについて、送り状・請求書控え・領収書などの年月日・金額などから、本来計上すべき期に計上されていない売上がないかが調査の対象となります。

(2)調査の具体的手法

調査官が売上について具体的に調べていく場合には、取引先に電話を入れ、その取引先の帳簿をチェックして双方が一致しているかどうかを確認します。

ですから、取引先との取引について確認を行い、売上が適正な時期に計上されていることが立証できなければ税務調査において指摘されてしまいます。

(3)売上・原価の期ズレに対して

税務署においては売上・売上原価の期ズレの調査は、重点項目として挙げられているようです。

期ズレによる節税はメリットよりも税務調査におけるリスクの方が大きいと考えられます。当期に計上しなければいけないのに、翌期に計上されていないかどうか、決算時には必ず確認してください。

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