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貿易の数量条件とは-個数、重量、容積、長さ

貿易の数量条件について解説いたします。

目次



1.貿易の数量条件とは

貿易で取り扱うものは、「重さ」や「長さ」などの数量単位は国によって違います。

商品の数量は、個数、重量、容積、長さなどで表されますが、国により基準が異なることもありますので、数量の単位を確認しておく必要があります。

1-1.個数の単位

個数(Piece数)、ダース(1Dozen=12個)、グロス(1Gross=12Dozen=144個)などと表示されたり、機械パーツセットのようにセットをl単位として表示されたりします。



1-2.重重の単位

重さの単位にはポンド(lbs)、キログラム(Kg)、トン(Ton)などが使用されます。ばら貨物(穀物、鉄鉱石、石炭などで輸送中に水分蒸発などにより重量が変化する可能性のある商品は、重量決定の時点を、船積重量条件とするか陸揚重量条件とするかも取り決めを行います。貨物保護のために梱包を行う商品の場合は、梱包材重量を含まないNet重量とするか、総重量Gross重量とするかも取決めます。

これらの単位は国によって呼び方が違ったり、同じ呼び名でも数量が違うことがあったりするので注意が必要です。貿易の交渉では数量の単位を確認しておく必要があります。
たとえば重さの単位である「トン(t)」は、仏トンと英トン、米トンで違うほか、ガロンも英ガロンと米ガロンとでは違います。「トン」や「ガロン」で取引する場合は、このうちのどれを使うかきちんと決めておく必要があります。


1-3.容積

容積の単位には、立方メートルや立方フィート(CubicFeet)があり、木材等の商品に用いられています。また原油などの液体貨物ではバレル(Barrel=樽の意)という特有の単位が用いられています。


1-4.長さの単位

長さの単位はメートル法によるメートル(m)やキロメートル(km)の他、ヤード法によるインチ(in)、フィート(ft)、ヤード(yd)などが鉄鋼のパイプや電線などの商品に用いられています。




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