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試算表作成のポイント～売上科目

試算表を作成する上で注意すべき売上科目のポイントについてまとめました。

1.売上科目の試算表作成ポイント

①適正な売上科目で処理されているか（売上の表示科目など）
②非課税売上、免税売上は適正に処理されているか
③発生主義と現金主義が混在していないか
④前受金は含まれていないか
⑤手数料、相殺は総額で表示しているか

〔売上に関するその他の注意点〕
売上は実現主義により認識されます。

実現主義とは、財貨又は用役を第三者に提供し、その対価の獲得が確定した時点で収益を計上するものです。

販売業でいえば、実際に商品の納品が終了した時点で収益を計上することになります。

従って未入金となっている場合でも、「売掛金」等の勘定を相手として、収益を計上しなければなりません。

しかし、取引条件によっては現金の入金時に収益を計上していることがあり、この場合は期末において売掛金管理表等から、未収部分の収益を計上することを忘れないで下さい。

その際、月次の売上収益を把握する場合には、売上伝票と発送簿を突き合わせ、売上高が月末をもって正しく締め切られているかを確認する必要があります。

又、売上戻り品については、戻り品領収書控えや支払運賃等に基づきその事実を確認したり、その他にも売上値引きについては、その原因を往復文書等により確認し代金決済の状況を把握する必要があります。

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