資金繰悪化の要因 ⑨赤字事業が存在する
1.赤字事業から撤退するためのルール設定
企業経営においては、店舗・工場の拡大、新規事業分野進出等、投資を行う
ことは成長戦略上、非常に重要なテーマです。
同時にこれまで投資してきた分野において当初計画の収益、キャッシュを生み出しているか、新規投資とセットで検証してみる必要があります。
そして場合によっては廃止、統合、売却も必要になります。
不採算部門の撤退の判断が遅れるほど損失が大きくなると資金繰りの悪化につながります。
■不採算部門撤退の判断方法
部門別(製品別)変動損益計算書を作成して赤字部門(製品)を特定します。
2.資産の損切りとその効果
利益の状況が安定しているならば、負の資産を処分して含み損の解消と税金
のコントロールを行い、資金を確保するようにします。
■注意ポイント
税務上の貸倒損失基準を満たすこと
資産価値のない資産を損失計上することで、税負担を軽減することができま
す。ただし、一度に多額の債権を処理する場合は金融機関との事前打合せを行
い、合意を得ておくことが重要になります。
【業務に関するご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。】
03-6454-4223
電話受付時間 (日祝日は除く)
平日 9:00~21:00
土曜日9:00~18:30
info@suztax.com
24時間受付中