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資金繰悪化の要因~経費を管理していない


【目次】

1.必要な経費かの確認が必要

当然のことですが、経費を無駄遣いする会社は、資金繰りが悪化します。経費を無駄遣いしていないかを確認する方法は、経費の支払い一覧表を作成し、その内容について一つひとつ確認していくことです。

これで無駄な経費が見つかれば、そのような経費は削減していく努力を行い
ます。

●この経費は会社を維持させるために必要なものだったかどうか
●この経費は会社を成長させるために必要なものだったかどうか

また、従業員も経費の見直し作業に加わらせます。経営者がいくら意識して経費削減を推進しても、従業員が無駄な経費を使っていては、経費削減は図れません。

経費を一覧表にまとめたら、大きな金額のものから順々に見ていきます。大きな金額の経費ほど、それを削減することによる効果は大きいのです。

2.投資の効果測定が必要な広告宣伝費

広告宣伝費のように、会社を成長させるために必要な経費は、費用というよりも先行投資と言った方が良いかもしれません。広告宣伝などの投資は会社を成長させるものですが、むやみに使うのも問題です。広告宣伝費を使うのであれば、その投資効果を見極めるために効果測定を行う必要があります。

1件の受注を取るためにいくらコストがかかったのか、1件の問い合わせを取るためにいくらのコストがかかったのか等、広告投資の効果は色々な視点から見ていくことができます。

3.節税による資金繰りの悪化

経費を無駄遣いするパターンのひとつに、節税があります。税金を支払いたくないからと期末近くに無駄な経費を使う会社が多く見られます(例えば期末に30万円未満の少額減価償却資産を大量に購入するなど。)が、その結果、資金繰りが悪化してしまっては、意味がありません。

節税を行おうと無駄な経費を浪費して資金繰りを悪化させるより、税金を多く支払ってでも会社にお金を残して内部留保を確保していく経営を行った方が、会社の安全性は高くなります。

節税第一主義の経営者が多いですが、そのような経営者は無駄な経費を使って資金繰りを悪化させがちなので、注意が必要です。

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